心理カウンセリングは、カウンセラーとの対話を重ね、生きづらさを解消や
行動の変化、そして症状への取り組みを進めていくものです。
例えば、
- 自分に自信が持てない。
- 人がどう思われているか気になり、言いたいことが言えない。
- 人とうまく関われない。
- いつも自分を責め、落ち込んでしまう。
- 怒りを押さえられず、周囲とトラブルになってしまう。
- 辛い別れがあり、引きずっている。
- うつ状態が続いている。
- パニックに対する不安が強く、行動範囲が限られてしまう。
- 身体に痛みが続いているが、医学的な原因が見つからない。
といった問題の援助をしていきます。
専門性のあるカウンセラーは、対人関係のスキルや症状への取り組みに関して
スーパーバイザーによるトレーニングを受けています。
加えて、カウンセラーとしての仕事をしながら、トレーニングを
継続しています。
心理的問題が複雑になり、常にレベルアップする必要があるからです。
カウンセラーを選ぶ際、このようなトレーニン
グを続けているかどうかは、
ひとつの判断基準になります。
心理カウンセリングには、いくつかの段階があります。
1.信頼関係の構築をし目標を設定する
まずはていねいにお話をお聞きします。
安心感、安全感を提供します。
問題についてのお話を、お聞きしながら、少しずつ信頼関係を育んでいきます。
クライエントさんの問題が明確になってきたら、どの問題をどの程度解決するか、一緒に考えていきます。
これが目標設定になります。
2.情報収集
次にカウンセリングの方針を立てるために必要な情報を、聞いていきます。
カウンセリングに必要な情報を得るのが目的ですので、根掘り葉掘り聞き出すわけではありません。
ご安心ください。
- ■ 問題の詳細
- ■ 現在の生活状況
- ■ 生育歴
- ■ 既往歴
- ■ 子どもの頃の記憶
- ■ 繰り返し見る夢
こういった情報を、必要に応じ、集めます。
信頼関係を維持することが最優先になります。
言いたくないことを無理に話す必要はありません。
3.方針の決定、そしてアプローチの選択
情報収集によって、クライエントさんの問題の詳細と背景がわかってきます。
この段階で、カウンセリング可能な状態かどうか判断します。
ここまでの過程を、インテーク面接と呼びます。
カウンセリングが可能だと判断した場合、今後はどのように改善をはかっ
ていくか方針を決めます。
そしてその方針に従い、療法を選択します。
・主な療法
認知行動療法、EFT、フォーカシング、ハコミセラピー、アドラー心理学、
ネオフロイディアンの理論(対象関係論、間主観的アプローチ等)
母子面接、カップル・カウンセリング、夫婦療法、家族 療法
4.進捗の確認
目標、方針に従いカウンセリングを進めていきます。
その際、目標や方針のずれを随時修正し、確認していきます。
5.終結
問題が解決した時点でカウンセリングは終了です。
解決が困難な場合は、目標、方針の見直しを行ったり、カウンセリングを凍結することを検討し
ます。
うつを始めとして、心の不調には「くすりと休養」というのが現在一般的な治療法です。
しかし、人間の心の安定には、人間関係や生活環境の安定が欠かせません。
そしてこれらは、薬だけでは実現できるものではありません。
くすり以外のアプローチとして当院では以下のようなものを取り入れています。
- 「誰にも言えないことを聞いてほしい」 「つらさを話すことで心の重荷を降ろしたい」
「心の回復のため自分自身でも考えてみたい」 「個人で認知行動療法などを受けたい」
⇒カウンセリング
- 「休職から会社に復帰する準備をしたい、その際の不安を解消し、再発を防ぎたい」
⇒リワーク(人間関係について考え、認知行動療法などを行うグループプログラムです)
- 「仲間を作りたい、社会との接触を取り戻したい」 「生活リズムを取り戻したい」
⇒グループセラピー(リラクセーション、アロマセラピー、ヨガ、ダンスなど)
- 「生活を立て直したい」 「障害者年金、自立支援等、必要な社会資源にどんなものがあるのか知りたい、活用法も教えてもらいたい」
⇒ケースワーカー相談
- 「復職の際に起こる様々な問題を、個別に援助してもらいたい」
⇒復職支援
心理カウンセリングなど、くすり以外のアプローチには次のような利点があります。
- くすりの減量が可能になります。
- ご自身が主体的に心の安定に取り組み、自信を深めることができます。
- 根本的な改善につながり、再発しにくくなります。
- 回復後の人間関係や生活の充実にプラスになります。
当院の心理カウンセリングの流れは・・・
- 予約制になります。まず相談内容をお聞きすることから始めます。
- 当院でのカウンセリングが可能な場合は、カウンセラーがカウンセリングを担当いたします。
- 時間は25分、または50分になります。
- カウンセリングは健康保険適応外のため自費となります。ご了承ください。
- 他院に通院中の方もお受けいただけます。
当院での心理カウンセリングなどの薬以外のアプローチは、
ほかの医療機関に通院中の方にもお受けいただけます。
個人カウンセリングなどの一部を除き、健康保険が使えます。
詳細については、当院ケースワーカー、カウンセラーがご説明いたします。