

カウンセリングは、カウンセラーとの対話を重ね、生きづらさを解消や
行動の変化、そして症状への取り組みを進めていくものです。
例えば、
まずはお話をていねいにお聞きします。
安心感、安全感を提供していきます。
最初は問題についてお話されることが多いです。お話をお聞きする中で、少し
ずつ信頼関係を育んでいきます。
クライエントさんの問題がはっきりしてきたら、どの問題をどの程度解決する
かを一緒に考えていきます。
これが目標設定です。
次にカウンセリングの方針を立てるために必要な情報を、お聞きします。
あくまで、カウンセリングに必要な情報ですので、根掘り葉掘り聞き出すわけ
ではありません。
情報収集によって、クライエントさんの問題の詳細と背景がはっきりします。
この段階で、カウンセリングをお受けすることが可能かどうか判断します。
ここまでの過程は、インテーク面接と呼ばれています。
カウンセリングを行うことが可能だと判断した場合、どのように改善をはかっ
ていくか方針を決めます。
その方針に従って療法を選択します。
・主な療法
認知行動療法、EFT、フォーカシング、ハコミセラピー、アドラー心理学、
新フロイト派の理論(対象関係論、間主観的アプローチ等)
母子面接、カップル・カウンセリング、夫婦療法、家族 療法
目標、方針に従いカウンセリングを進めます。
その際、目標や方針とずれがないか、随時確認していきます。
問題が解決した時点でカウンセリングは終わりになります。
解決が困難な場合は、目標、方針の見直し、カウンセリングの凍結等を検討し
ます。
認知行動療法
認知行動療法は、アーロン・T・ベック博士が提唱した治療法で、出来事に対してつい考えてしまうことが、気持ちや行動に大きな影響があるとみなしています。その考えを見直すことで、様々な症状を改善する療法です。
イギリスではすでに、認知行動療法は国の保険適応として認めらています。さらにうつ病対策として300億円もの国家予算を投じ、7年間で1万人の認知療法家を増員するというプロジェクトが進められています。 様々な症状に対して、どのようなアプローチが有効か統計的に研究され、再現性が高いのが特徴です。
当院では、認知行動療法をカウンセリング、リワークの柱にしています。
マインドフルネス
「今ここにあるものに気づき、あるがままに、受け入れること」をいいます。
老子、仏教、禅等東洋哲学に根ざしていますが、アメリカでマインドフルネスの考え方を取り入れた心理療法が第三世代の認知行動療法として位置づけられ、盛んになりました。
認知行動療法では思考の修正を目的としますが、マインドフルネス心理療法では自分の思考に気づき、引き受けることを目的として開発されました。
強引に認知変容を求めず、瞑想を重視していることが特徴です。
当院では、独特の瞑想技法を加味し、日常生活に役だつ実践的スキルとして提供しています。
フォーカシング
フォーカシングは、元シカゴ大学のE.T.ジェンドリンが開発した「からだの感覚を通して心の声を聞く」心理療法です。
からだや気持ちのどこかでなんとなく感じていながら、言葉にならないからだの感覚(フェルトセンス)に注意を向け、その感覚が発するメッセージから、新しい発見や癒し、問題解決へと導きます。
記憶や過去を掘り起すことなく、思考や知性からでは得られない"今感じられる"からだの知恵に耳を傾けます。
悩みや問題の具体的に話さなくても、フェルトセンスに向かい合うことで、悩み事から距離を保てる自分になっていけるのです。
EFT(エモーショナル・フリーダム・テクニック)
EFTは、ゲアリー・クレイグ氏によって開発されたセラピーです。東洋医学で用いられるツボをタッピングしながら行い、感情に対する鍼灸とも言われています。短時間で怒り、恐怖、イライラ、悲しみ等、心の痛みを和らげることができるのが特徴です。
高牟禮は、このEFTと認知行動療法を組み合わせたアプローチを、5年以上当院で行ってきました。このアプローチは、新しい考え方を身につける際にありがちな違和感がなく、とても自然です。新しいシャツなのに、最初から身体に馴染み、心地良い体験をすることに似ているかもしれません。
ハコミセラピー
ハコミセラピーは、ロン・クルツ氏によって開発されたトランスパーソナル心理療法のひとつです。クライエント中心療法、フォーカシング、ゲシュタルトセラピー、NLP、バイオエナジェティックス等、様々なこころやからだへのアプローチを取り入れ、創出されました。
マインドフルネスという心の状態をセラピーに活用する、様々なアプローチを持っているのが特徴です。そのアプローチは穏やかで、クライエントさんに負担をかけません。こころと身体のつながりを大切にし、心因性の身体の痛み、根深い思い込み(コアビリーフ)等を穏やかに変容させていきます。